要素を大切に残して変化していくから “新生”なのだ

 

遅ればせながら、Travis Japan Summer Paradise 2018 全12公演お疲れ様でした!

 

サマパラの感想と、その前後にあれこれ考えたこととか自分語りとか、なんかごった返してしまったけど一度言葉に落としておきたくてとりあえず書いた。本人たちが作ったセトリの話がしたいからハピグル〜Guysまで。まだサマパラ後発売の雑誌全然見てないから、本人たちの思いと食い違うこともあるかもしれないけど、だからこそ純粋にわたしが感じ取った話をする。ダラダラと言いたいことを書いた自分の記録用。

 

 

Happy Groovy

楽しかった!!!!これは完全に策略勝ち。七五三掛くん天才!!!


っていうのも横アリで発表された時点で、実はSuperman・jungle・Snow Dreamに比べて推しが弱いと思っていた。個人の好みとしては小洒落ていてすごく好きではあるんだけど、みゅうたろうのスーパーマンダンス・檻を壊したり派手な衣装でのパフォーマンス・メンバーの名前入りの歌詞っていう強みに対抗できるものがないなって。さらに、2回しか披露しないままにLock Lockを新しくもらったこともあって「新曲」っていう肩書きも消えてしまった。わたしにとってははじめてトラジャが曲をもらった瞬間に立ち会えたし、大切な楽曲だったから、霞んでしまうのが勿体無いなと思ってた。

しかし、ハピグルをコール曲に位置付けることで存在感を出すことに成功した。しかもYouTubeを使えば定着化に時間がかからない。Youtubeというコンテンツの使い方も含めて企画の大勝利だった。

そして結果、本当にとっても楽しかった!声を出せば出すほどメンバーも楽しそうで、そんなメンバーを見るとこっちも楽しくなるという相乗効果。

ハピグルにはサマパラを経てさらに大切な思い出が増えたなあ。

 

 

Supernova

わたしのスパノバの印象ってスノトラメドレーみたいなときのやつが一番大きいんだけど、そういえばそのときも青い衣装(袖裏返すと黄色いやつ)着てたよね。さすがに深読みすぎるかな。もしそこまで頭に入れて過去を重ね、表していたのだとしたら完敗。

去年はミューコロで名刺がわりになる曲を、ってことでこの曲とソークレを選んだらしいですね。ダンスクで読みました。そんな自分たちが前から大切にしている切り札を2曲目から出し、「かかってこいよ!!!」と吠える宮近くんを見て、やっぱり気迫が違うなあと思った。みゅ→のえ、かじ→んちゅ パート然り。

局動画でカットされたことをちょびっとだけ根に持ってる松松のラップを今回もやってくれたことが嬉しかった。下のカメラに向かってギュギュッと集まってオラオラしてるのサイコーだったから今度こそ映像化してほしいと切に願う。

 

 

Lock Lock

スパノバ終わりに斜めになった時点で次Lock Lockだな…とゾクゾクした。シルエットで次の曲が分かるのとっても面白い。あのフォーメーション考えてくれた千賀くんには頭が上がらない。

ずっと背中合わせだったのに西武オーラスで突然お互いの頬を撫であい、もれなくオタクがひっくり返ったしめげんパート。味をしめたのかサマパラはずっと頬を撫でていたね。さすがトラジャの横顔が美しいツートップ(だと勝手に思ってる)。

ファンシーで楽しい曲が続いたオリ曲のラインナップにちょっとオラついたサウンドが加わって、バリエーションが増えたのが良い。もともと先輩の曲でEDMは披露してきてるからセトリに入れても浮かないし、Youtubeの話をすればおそらくオリ曲しか流せないから、オリ曲の幅が広がる=インターネットで見せられる表現の幅も広がることを意味する。

もともとトラジャのパフォーマンスは前の披露よりも確実に固めてくるのが特徴で、前の映像を見返すといい意味で物足りなさを感じるのが凄いと思っているから、これからLock Lockがより洗練されていくのが楽しみでもある。

 

 

愛の花(川島・松田)

衣装チェンジなどの際に誰かをステージに残してパフォーマンスができるのは人数がいるということの大きな強みだと思う。しかし、それがまさか歌という手段になるとは思いもよらなかった。

最終日まで何の歌か知らずに聴いていたけれど、昔プレゾンで知念くんが歌っていた曲だそうで。曲名が判明するまでそこそこ時間を要していたのを見ると、多分トラジャが出演していた間には披露されなかった楽曲なんだろうけど、じゃあなぜそこから選曲してきたのかは非常に気になるところ。

そしてマッチコンの金刺繍の衣装にはたまげた。普通に衣装としての完成度がめちゃめちゃに高くて好き。数年前にバックでついたときの衣装がオリ曲や現7人になってからの新曲、さらにはユニットの曲の世界観にまでちゃんと合うの、やってきたこととこれからやっていきたいことにちゃんと一本軸が通ってるんだなあと思った。

 

 

夢のHollywood

松倉くんが表現力と歌唱力をコツコツ磨き続けた努力の賜物。とっても魅力的で、ちょっと嫉妬した。でもあれは間違いなく松倉くんが適任だった。

わたしはこれまで松松っていう限られた範囲しか見てこなかったから、元太くん×トラ5の新しい化学反応が見られるのがとても楽しい。こんな面白い可能性をまだまだ秘めているなら松松括りにこだわらずにもっといろんな組み合わせのパフォーマンスを見せて欲しいと思っている派だ。でも、夢ハリののえんちゅタップの時にセンター割って踊る松松を見たとき「ああこれが松松だなあ」ってすごく安心した。やっぱりシンメでセンター割るなら松松が好きだなあ~と思ったし、そんな実家みたいな安心感を、夢ハリの度に感じられるのはとても良いなあと思った。

過去と~のところでタップシューズ替えがなかったとしても絶対5人でパフォーマンスをすることも含め、トラ5と松松をあえて色濃く残しているのが好き。

 

 

イン・ザ・ルーム

横アリのマンションを使った大きい箱用の演出を、小さい箱用に組み替え直して、さらにブラッシュアップさせるってめちゃめちゃ難しいと思うんだけど、さすがしーくん。そして横アリ新規曲の中で一番それが成功しそうな楽曲をちゃんとセトリに残してるところにも信頼がおける。

せっかくオリ曲に向けて習得したタップっていう武器を使わないなんて勿体ない。そしてタップのリズムパターンも組める人間がいるトラジャ強すぎる。

スパノバ同様、局動画にてカットされたWカイトのラップも改めて聞けてよかった。ふたりの低音ラップ心地よかった…

松田担みんな言ってるけど、冒頭ソロの後抜かれ終わる最後の最後でチラッとカメラを一瞥するのが好きすぎた。たまに口角だけ微笑んでる日もあった気がする。

 

 

Maybeいちごみるく

しーくんが最初にジャケットを脱ぎ捨てるところからもう演出になっていた。

ダンスのジャンルのことはよくわからないけど、感情がグッと溢れそうで溢れなくて、もがいて、苦しくて、それでいてとても美しかった。救われそうで、救われなくて。金髪2人と黒髪2人なのもバランス最高だったな。

そしてやはり一番印象的なのは、メンカラのスポットライト。

自担の色だから特別視しているのかもしれないけど、青の色味がだいぶ水色に近かったのが興味深かった。確かに、黄色・ピンク・白と並ぶ青ならば原色っぽい青よりも軽い青の方が合う。完全に照明の魔術師の掌の上で転がされている。青のライトの中でもがきながら踊る元太くんの姿は、まるで海の中にいるようだった。強烈な虚無感に溺れて。でも這い上がりたくて。

 

 

Up & Down and Up & Down Yo Dance!(トリプルカイト)

また一つ、過去との共存の形を見た。

 

わたしは美勇人くんが見学に来てくれた24日の昼公演に入っていた。グループを離れていった今でもこうやって気にかけてくれることが素直に嬉しかった。「美勇人、俺は?」って嬉しそうに褒め言葉の催促する七五三掛くんとか、対美勇人くんだからこそ見られる表情とか絡みが、ちょびっとだけその当時の空気を味わせてもらえたような気がした。

 

どうして美勇人くんが振り付けをする流れになったのかは知らないけど、ずっと一緒にやってきた内部からの視点&客観的に見た視点の両方を持ち合わせたコレオグラファーに振り付けてもらえるなんてそうそうないことだと思う。どうやったって本人たちに似合う最高な振りができるじゃん。バキバキに踊るでもなく終始緩いわけでもなく、ちょっとコミカルな要素も取り入れながら全体の仕上がりは格好良くまとまってる。なんだかとってもトリプルカイトっぽいな~って思った。美勇人くんありがとう!

 

 

Wait for you

SPARKで使う光るスタンドマイクが唐突に出てこないように、短い尺のWFYを踊らずに歌う彼らを見て、流れにだいぶこだわったんだなあと思った。

トリプルカイト曲を含めた私服風衣装の計4曲のセトリの流れ方が秀逸なので、これは代々語り継ぎたい。

V6の曲に入る前のクッションとして同じユニから選曲すれば統一感が出るし、音源が変われば披露済みでもマンネリ化を防げるし、そもそもバラードver.の音源が元々出ていたのも良かった。新しいことをやろうとしたときに、過去に積み上げてきたパーツがピッとハマると気持ちいいね。

 

 

SPARK

正直に言うと、松田元太さんのビジュアルに見惚れていて、歌割りがどこだったかもどんな踊りだったかも全く覚えていない。レポを見ても全然記憶が修復しない。あの眼鏡と前髪に記憶を全て吸われた。

気がついたらデッデッデッデッデデデデデデシューン! アッアッアピキラァだったもん。

いちごみるくのMaybeも含め、今回の新曲に滝沢歌舞伎の要素が色濃く出ているのは何か意図があるんだろうか。元太くんは16年に三宅くんと歌舞伎でご一緒してるから、その歴史をまた一つ共有しようとしたのか否か。如恵留くんとかうみちゃんあたりにその辺羅列して聞いてみたい気持ちもあるけど、演者が全てをネタバラシしてしまうのも芸がないなと思うので、言わなくてもいいです。知りたいけど。

 

 

PICK IT UP

SPARKの最後「本当のyou」から重たいビート音が四分→八分で鳴り響き、アッアッアピキラァって歌い出したとき、進研ゼミでやったところだ!と思った。

 

f:id:n__kgi:20180904015354j:image

 

つまり何が言いたいかってキスマイツアーのSuper tasty!→PICK IT UPの流れを思い出した。今回、以前から披露していたTJ callingとピキラを除いて、yummyのセトリから曲を引っ張って来なかった。如恵留くんが雑誌で言っていた「俺らこれだけキスマイさんのライブで吸収してこれたんだぞっていうのを存分に出せたらいいな」って言葉を曲をそのまま使わせてもらうんじゃなくて、演出面から感じられたのが良かった。

ジャケットを引っ張るダンスが特徴の振り付けを、私服風衣装でやったのもこれまた新鮮だった。そもそもトラジャがそれぞれのデザインがこんなに違う衣装を着ていることが珍しいんだけど。衣装を使った振り付けの楽曲でいつもとは違ったテイストの新衣装(これっきりのような気はしてる)を着てさらに印象付けを図ったのが上手いなあと思った。 

 

 

one chance

Clap your hands!って煽られて、されるがままにクラップしているとはじまるone chanceのイントロにゾクっとした。ライブ感があってとっても楽しかった!

宮近くんがいつかの公演で歌い間違いしちゃってたけど、逆にこんな踊り続けてきたセトリ中盤に生歌で披露してることにびっくりした。「その手で」で毎回目をギュッとつぶって地声張り上げるのが格好良すぎて毎回鳥肌がたった。Travis Japanのセンターを貫いてきた宮近くんの「描いていくのさ その手で」には確かな説得力があった。リーダーは正式に決まってなくて、雑誌でも荷が重い~なんてくだりやってたけど、宮近くんがド真ん中に、先頭に立ってるTravis Japanには安心してついていけるなとone chanceを経て強く思った。

 

 

Ho!サマー

最後にステージ戻ってきてみんなで写真撮るのはさすがに°C-uteちゃん*1だった。なんであれその場で実際に撮ってくれなかったんだろ…とは思ってるけど(笑)ちゃか店長、夏の海の家じゃ生計立てられなくなって(喉の住人も家賃滞納してるみたいだし)、冬にはおでんの屋台とか出して欲しい。また逢えたらいいな。

 


Love meee×Think.u.x(七五三掛・松田)

これまでつなぎを歌で披露してきたけど、後半戦一発目にしてついにダンス!そして選抜が自担!ダンスを強みにしているグループで、歌無し、ダンス勝負みたいなこんな美味しい役割貰えて本当に嬉しかった。

ただ、元太くんのダンスも好きなんだけど、七五三掛くんの表現が凄すぎて圧倒された。ちょっと悔しかったけど、こんな風に高め合える仲間が沢山増えて、これからもっともっと進化していくのだと思うと、この先の未来がとても楽しみ。

必死に食らいつこうと踊る元太くんと、長年トラジャを背負ってきたプライドが見える七五三掛くんのダンス、まさに魂がバチバチぶつかり合っていて最高だった。

 

 

So Crazy

スパノバと並んで名刺がわりとして使っていた、去年の夏に美勇人くんがここまでは出させてほしいと言った先輩のツアーで披露していたソークレで、時間が巻き戻るような演出。なんて残酷で、なんて美しいんだろう。

「ねぇ どうしたらいい?考えるほど苦しい」で辛そうな顔してぺたんって座り込む元太くんを見て、ああ救ってあげたい……と思ったことは覚えてるんだけど、正直これもあまりに美しすぎて記憶にない。まるで一本のミュージカルを観ているようで、きっと1人1人に物語があるだろうから、7人全員の人生が交錯する1本の物語と7本のスピンオフが欲しい。

 


宇宙に行ったライオン

はじまる前はずっと心配だった。ライオンってエイトにとってもオタクにとっても大事な曲だと思うから。少なくともわたしもすばるくんが吠えるガオー!!が、安田さんの遠くへ…が好きだったから。踊る想像もつかないし大丈夫かな、解釈違いを起こしたら怖いなあと思っていた。結果的には心配ご無用だったんだけど。

大好きな安田さんの遠くへ…パートを元太くんが歌ったのには思わずウルっときたな。曲の終盤で顔を歪ませて「限界なんか壊して」と力一杯歌う姿にも心震えた。

 
イデアマンことうみちゃんが選曲したライオンは大正解だった。湾岸でマッシュアップをかけたのにもう一度単曲としてセトリ入りしたone chanceもそうだけど、今のトラジャが選ぶ楽曲には前に進むための推進力を感じる歌詞の曲が多い。挑戦し、自らの力で歩みを進めていく。そんな力強いメッセージ性がある。やりたい曲よりも、今必要な曲を選曲できるセンスがあると評されていたうみちゃんをはじめとするトラジャからのメッセージ、受け取ったよ。

宇宙に行ったライオンという大好きな楽曲に、新しい物語をつけてくれてありがとう。どっちがいいとかじゃなくて、どっちもいい。そんな風に思えて良かった!


「出口のない迷路に迷い込んでいる」って歌ってから殻を突き破る歌を歌うトラジャ、格好いいよ!

 

 

TJ calling

宮近くんが「トラジャにちゅ!」って歌ったときに、なんのためらいもなく「どーん!」ってコールできた自分がいた。松松は、そしてわたしはトラジャとして、トラジャ担としてみんなで一緒にyummyを駆け抜けたんだなあってしみじみした。Travis Japanについて知らないことがまだまだ沢山あるけれど、共有できる思い出も1つ増えて嬉しい。

 

 

Dance With me~Lesson1~

曲中に好きな人の名前を大きな声で叫べる喜びを毎度噛み締めている。まさかこんなに自由度の高い曲になると思ってなかったから、噛み締めタイムちょっと減ったけど。笑

名前のコールのところ、少クラでなぜそんなにカメラを見ない?!自分のターンなのに!と非常にもどかしい思いをしていたので、縦に並んでしっかり抜かれる形になって良かった。

 

横アリのとき、トラジャは本編最後からアンコールまでを全部オリ曲で固めていた。もっとたくさんオリ曲がある他のユニだってお手振りや盛り上がり曲を置いたりしているのに、オリ曲が一番少ないトラジャはそれをしなかった。それが1公演の中で2回披露することになったとしても。

今回もそうだ。ライブパートと舞台パートという構成だったが、前半のライブパートをDWMで締めている。

オリ曲で頭とお尻を固めて、ここはトラジャの公演なのだという、トラジャの世界観でコンサートを閉じ込める構成がとっても好きだった。

 

 

ONE DAY-reprise-

音源がrepriseだと、まちゅまるで明かされてはじめて気がついた。あまりにも気が動転していて全然分からなかった。

そしてrepriseを選ぶのがなんとも松松らしいなあと思った。

実をいうと個人的には、あれはカイトとゲンタそのものではなくて、彼らを演じた松倉海斗と松田元太が歌うONE DAY-reprise-だと思っていた。あそこは帝劇でもあったし、けれど紛れもなくTDCだった。

1幕と2幕の時間経過を髪型でも表現するほどカイトという役の髪の毛を大事にしていた松倉くんが、カイトヘアーにして挑んだ覚悟は伝わったよ。ありがとう。

 

 

星屑のスパンコール

5(旧7)人がはじめてもらったオリジナル衣装を着て「一番好きなジャケットで」と歌い出す姿にどうしようもなく好きが溢れてしまった。トラジャはこうやって過去と一緒に生きていくのだ。

ミラーボールが回り、星屑が煌めくなかで歌う5人は本当に美しかった。

ちょっと自信がない話だから、これで局動画見て言ってることと全く違ったら恥ずかしいけど、思いっきりカメラで顔だけ大きく抜かれているのに、全然誰とも目が合わなかった気がする。凄く遠く、前をまっすぐ見据えていた気がする。そんな達観したような目力に惹かれたように記憶しているんだけど、わたしの思い違いかなあ。 

 

 

どうなってもいい〜It's BAD

ダダダダダダダダダ!!!!!!というあんなインパクトのあるイントロもなかなかない。自分たちがそれぞれプライドを持った楽曲を披露した後、ここから7人でやります!という明確なお知らせだったようにも思う。

元太くんがどんな仕事も手を抜かず真剣に取り組んでるのは大前提で、それでもプレゾンナンバーになると纏うオーラが変わる。目の色が変わる。これは元太くんに限らずみんななんだけど、相手が経験してきた歴史の楽曲を踊るとき、お互いへのリスペクトをパフォーマンスで感じさせてくれるのが大好きなんだよな。特にアイコンタクトをしたりするわけでもない。それでも、その真剣な瞳が観ている側に訴えかけるのだ。

 

 

夜の海

ネタバレをしないで入った私的初日、イントロが流れた瞬間立ってられなくて思わず前の椅子を掴んだ。

ONE DAYと星スパでも十分すぎるくらい過去との共存の決意を教えてくれたのに、まだやってくれるのかと。そして、全員が(私的初日の段階ではうみちゃんはいなかったけど)踊ってくれるのだと分かった瞬間、5人の優しさにまたもや崩れ落ちそうになった。

7人が抱えている歴史はトラジャのものだけではない。もちろん加入してきた松松にも歴史があるのだ。それを、5人も共有してくれることがどんなに嬉しかったか。

だからこそ、うみちゃんが復活した24昼公演では涙が止まらなくなってしまった。7人での夜の海をずっと待っていた。ずっと見たかった。うみちゃんが捌けるのは夜の海を踊りたくないからじゃない、怪我がなければ当然全曲踊ることなんて分かってる。その覚悟があったことは分かってるけど、怪我をしている今、捌ける曲はプレゾンじゃなくてSHOCKの曲なんだ...って少しでも思ってしまった自分自身が死ぬほど嫌になったから、7人でSHOCKナンバーを踊る姿をどうしても見たかった。ごめんね。踊ってくれてありがとう。

 

ONE DAY同様、夜の海もTravis Japanが踊る夜の海だった。そりゃそうだ、演者が違うんだもの。

あんなロイヤルだったり、ジャパネスク15分前みたいだったりする夜の海をはじめて見た。だからこそとっても興味深かった。ストーリーに必要以上にとらわれすぎない一人一人の解釈で踊る夜の海は新鮮で、何度も見た踊りはまた新しい色を得ていて、楽しかった。 

 

 

Guys PLAYZONE

去年の公演で伝説となっていると聞いていたので、イントロが聴こえて嘘でしょ…と思った。最初に言っておくけど肯定派です。

夜の海を7人で踊った男たちだ。当然Guysを7人で踊ることも容易に想像がついた。

それまで歌割りが全部ソロだったのに「2018 PLAYZONE」を全員ユニゾンで力強く歌い上げる姿にも涙腺をやられた。

 

以前わたしはこんなことを言っていた。

 

 

自分が望んでいたSOLITARYではなかったしマッシュアップでもなかったけど、プレゾンとSHOCK、お互いのプライドがぶつかり合うステージをこんな早く見ることができるとは思わなかった。

それはもしかしたら早すぎたのかもしれない。いろんなことの答えを早く出そうとしすぎていて、もう少し時間をかけながらゆっくり咀嚼していった方が良かったのかもしれない。でも、明るい未来の確約なんてあるのだろうか。各々が10月の舞台を終えて、年内中にまたパフォーマンスを見られる機会がある保証なんてどこにもない。芸能界とはもともとそういう世界だ。そんなことを思うと、やはりこのタイミングが彼らができるベストだったんだろうなあと思ったりした。

 

私的初日後、気がついたらプレゾンのDVDをポチっていた。なんとか23日には届き、私的オーラス前に履修することができた。

はじめて見るプレゾンは、それは衝撃だった。幕が開いた瞬間から降りるその時まで全員ずーーーーーっとフルパワーで踊っていた。俺が一番!!!!!って顔して。ダンスにかける思いがステージ上で爆発していて、エネルギッシュなんてもんじゃなかった。本当に格好良かった。このパワーを生で浴びることができなかったことを悔いた。いまさらどうこうできる話じゃないけど。 

 

最後の1年の分しか見ていない。しかもたった1回。そんな付け焼刃な状態ですべてを知ったような口を利くのは憚られるけど、それでも全く知らない状態で見るのとは全然違った。

 

夜の海を、Guys PLAYZONEを7人で踊ってくれてありがとう。

 

 

Travis Japanというグループに出会えて良かった。

 

f:id:n__kgi:20180904043953p:image

 

 

 

*1:アイアンハートという楽曲の「一枚のフォトグラフ」という歌詞でその場で記念撮影をします